悪徳業者に備えて4

悪徳業者、襲来の続き

ここでAが最初に訪問してきた時の口上を思い出してもらいたい。

「突然の訪問、申し訳ございません。~中略~この辺り、数日前に強風とか吹きませんでしたか?」

 

この「数日前に強風とか吹きませんでしたか?」という部分が非常に重要だ。各地方、各地域によって差はあるだろうが、日本はほとんどの地帯が温帯モンスーン気候なのだ。四季ごとに違う方向から季節風が吹くのは当たり前なのである。しかも、その風は気候に影響を与えるほどなのたがら、比較的強いことなどざらだ(今回のツッコミどころ)。

 

つまり、強い風は珍しくない。誰にでも当てはまる(その風で確かに屋根などの不具合も発生する)。特別なことではないのだが、それを特別なことに思わせるのが営業マンやセールスマンの手口である。これをコールドリーディングという。詐欺師や霊能者、占い師が使う手口でもある。これがどんどん進められていくと、ありがたい壺や念の籠った水晶を買わされてしまうのだ。恐ろしい。

 

リフォームの場合は、必要のない部分の工事を勧められたりする…… だけではない。本当に恐ろしいのは業種の違う様々な悪徳業者の中で、情報が共有されることだ。「騙されやすい人リスト」に載ってしまったら、それこそ、今まで悪徳商法として話題となったありとあらゆる訪問販売、テレアポ商法といったものが押し寄せてくる。それこそ骨が残らないほど吸い尽くされてしまうのだ。何か話が全然進まないが次回へ続く。