悪徳業者に備えて8

悪徳業者B、襲来

 

Aに続き、Bがやってきた3

 

そもそも瓦屋根の正常な状態を知らないから、詳細に見ることができても、それがズレてるかどうか判断できない。これを解決するには正常な状態の瓦屋根を知ることである。さて、正常な状態の屋根はどこにある? 少なくとも新築の家なら、正常だろう。また、しっかりと定期的にメンテナンスされている(と思われる)神社仏閣も参考になるだろう(比較対象として適切かどうかは分からないが)。

 

しかし、双眼鏡を片手に街中をうろつきまわって、新築の他人の家を覗き込んでるなんて、犯罪者そのものじゃないか。何かを物色しているか、覗きをやっているかにしか見えない。まあ、確かに屋根を覗いているワケだが、やましいことは何一つない。ただし、通報されたら、かなり面倒臭いことになるだろう…

 

どう見ても地域住民から誤解されるような行動を取り、その結果得たものは「清く、正しく、美しく(新築の屋根だからキレイだった)、理路整然と、幾何学的に整列されていれば、たぶん正常」ということだった。新築の瓦屋根を数軒、じっくりと観察したのだから間違いハズだ。

しっかりとした比較対象ができたことによって出た結論は「家の瓦屋根は大丈夫」ということだった。つまり、AもBも悪徳業者だったのだ。そして、この詐欺の手口にちょっと感動した。間違ったことでも複数の人が唱えれば、それは事実になってしまう(ちょっと違う)ことを目の当たりにしたからだ。現に自分はA、続いてBの言ったことが「真実かもしれない」と思ったから、他人の家を除くという愚挙まで犯したのだ。今後から、複数の人が連続して口撃してくる詐欺を「黒い三連星 ジェットストリームアタック詐欺」(←長いクセに通じない)と呼ぶことにする(まだまだ続く)。